[2018-4-4] 平成30年 公示地価 が公表されました・・・③ 変動率上位の地点

各地点の変動率の上位10位までの順位は次の通りです。

住宅地、商業地ともにトップの北海道・倶知安町はスキーリゾートで有名なニセコ地区があり、外国人に人気のエリアになっています。

【住宅地】
上位3位までが北海道、4位~9位が沖縄県となりました。

☆☆☆沖縄県の住宅地の新たなトレンド☆☆☆

    沖縄県の住宅地では次のような新しい動きがみられます。

・恩納村など一部の米軍向け住宅を民泊に変更する動きがあり、一部で活況を呈している。

・沖縄県の戸建住宅はRC造が一般的であるが、建築費が高騰しており、割安な木造住宅が増えている。土地建物いずれも規模が小さくなる傾向があり、結果として単価が上がるという状況も起きている。総額で3000万円前後の木造建売住宅がよく売れているが、木造住宅はほぼなかった沖縄での新たなトレンドである。

・マンションの分譲地域が拡大・・・沖縄でのマンションマーケットは基本的に那覇市しかなかったといっても過言ではなかったが、近年では浦添市、豊見城市、宜野湾市などの那覇市周辺地区での分譲はもやは一般的となり、さらには、北中城村、沖縄市、嘉手納町など従来では考えられなかった地域での分譲が見られるようになった。これらは完売しているが、金融機関の融資競争や担保価値の上昇及び低金利による住宅ローンの借りやすさにより、以前と比較して買いやすい環境が背景にあるほか、今買わないと次は確実に高くなっているという心理面も働き、マンション市況は活況を呈している。

 

【商業地】商業地は1位が北海道で、以下、観光客の急増がみられる大阪府、京都府などが続いています。