[富山市]
住宅地で公示価格が上昇した地点は 12地点、商業地では 8地点となりました。
富山市の商業地、住宅地の公示価格トップ5は次の通りです。商業地の最高価格地は富山駅前で 498,000円/㎡、住宅地の最高価格地は舟橋南町の 110,000円/㎡でした。
<商業地>
富山市の商業地は、8地点で上昇、5地点で下落しました。
富山駅前地区は、北陸新幹線の開業、外国人観光客の増加、駅前広場や駅舎の整備、居酒屋などの飲食店の増加、桜町1丁目地区再開発事業(一部完成)などの影響で上昇地点が多くみられます。また、総曲輪通りは富山西武跡地の再開発ビルが工事中で様子見のところはありますが、総曲輪通り周辺で環境のよい地域で上昇地点が出ています。また、今回はファボーレに近い国道沿いの地点が横ばいから上昇に転じました。婦中大橋からファボーレに至る国道沿いは店舗などが多く、背後で総合病院の建設が進んでいることが影響しているものとみられます。
一方で、大山、八尾、大沢野地区の商業地は下落が続いており、旧富山市中心部と旧町村とで二極化が進んでいることが窺えます。
<住宅地>
住宅地は12地点で上昇、17地点で下落がみられました。
地価が上昇したのは、富山駅前周辺、市街地、カナルパーク周辺を中心に需要が高い富山駅北地区、婦中町、五福地区など、人気の小学校区(芝園小、光陽小など)や大型の商業施設などの利便性の高い住宅地です。
一方、地価が下落したのは旧町村、水橋、呉羽地区、郊外の市街化調整区域の住宅地で、住宅団地であっても昭和年代に開発された古い団地は敬遠される傾向がみられます。
20180409